【Windows 8.1】【EMET】Excel 2016 が突然起動しなくなった
Excel 2016 を起動しようとしたら、いつものスプラッシュウィンドウが表示されない。
もう一度起動を試みるも症状は変わらない。
仕方ないので再起動してみるが、それでも変わらず。
タスクマネージャーでプロセスを表示してみると Excel は CPU をゴリゴリ使用し続けている。
Office2016 の修復を行ってみたが、症状は変わらない。
最後にダメもとで EMET の設定を変更してみる。
タスクバーにある(隠れている) EMET のアイコンを右クリックし、「Open EMET」を左クリックする
「次のプログラムにこのコンピュータへの変更を許可しますか?」ダイアログが出るので「はい」を選択する
EMET のウィンドウが表示されたら、画面上部にある「Apps」アイコンをクリックする
アプリ一覧が表示されるので、「App Name」欄の中から「EXCEL.EXE」を探す
EXCEL.EXE を Disable All Mitigations (保護無効化)してみる
→何事も無く起動するようになった
このままでも良いが保護機能が働くなってしまうので、問題点を絞ってみる具体的にどの Mitigation で問題が発生しているのか個別に調べてみる
→"SimExecFlow" を ON にすると起動しなくなることが分かった
※それ以外の Mitigations は有効化しておいて問題無い
今回の問題は、Office の更新プログラムが自動適用されたことにより生じたと思われる。
なかなか、厄介な問題だ。
バージョン情報
- Excel 2016 (16.0.13426.20270) 32bit
- EMET "5.52.6156.38091"